ID管理にIDaaSを用いる理由

ID提供クラウドサービス、それが「IDaaS」です。

従来、IDなどは自社によって管理され、発行されてきました。

これをクラウド化し、サービスとして提供するという形式が「IDaaS」です。

クラウドのみという形でサービスを提供することも可能ですが、クラウドとオンプレスの混合という形でもサービスは行われます。

最大の特徴は、クラウド上にIAMの管理を置くことが出来るという点でしょう。

もし、オンプレスでクラウドサービスへの認証を通すのであれば、ネットワークに相当の工程数の穴をあける必要があります。

しかしあらかじめクラウドにアクセスすることが前提のサービスを使用すれば、わざわざオンプレスのようにネットワークの穴をあける必要がなくなるのです。

従来はたとえクラウドサービスに接続しても、それぞれのIDとパスワードが異なることや認証が必要となるため、いちいちIDとパスワードを入力する必要がありました。

しかし「IDaaS」を導入すればクラウドへの認証を一度済ますだけで、他のクラウドサービス全てへのログインが可能となるのです。

多くのシステムを使用しなければならない際には、IDとパスワードの管理が非常に不便なものでした。

しかしこのクラウドサービスを使用すれば、パスワード管理が便利となる上に、単純化から想定される情報漏洩も発生しにくくなります。

ロックがかかり、管理者に解除してもらうといった手間もかかりません。

パスワード1つを記憶するだけですので、大変便利なシステムとなります。